Photoshopの段落パネルを使い倒す!

アドビのPhotoshopやIllustratorでは「段落パネル」というものがあります。

実はfigmaやXDなどのプロトタイピングツールは段落というよりは、paddingやmarginをはかるためのツールになっていることが多く、文章ごとにパーツとして分けなければならないし、一文字マイナスインデントもできなかったりしますよね。

PhotoshopやIllustratorの場合、よりエディトリアル的な考え方でテキストをレイアウトすることができます。PhotoshopでLPをつくる時など、いちいち文字レイヤーを分けたくない!というときにぜひ活用してみてください。

ジャスティフィケーション(行間)

段落パネルの右三本線からオプションとして選択できる、ジャスティフィケーションの「自動行送り」は、CSSで言うところの、line-heightに該当します。

つまり、行間をいちいち文字パネルに打ち込まなくて済みますので、ぜひ活用なさってください。これを使用する場合は、文字パネルの行間は「自動」に切り替えます。

これを先にやっておくと、あとから行間調整する手間がまず省けます。

段落の下マージン

段落の下マージンを設定することで、改行することで自動でmarginが入るようになります。改行すると必ずその分のピクセルが入ってしまいますので、嫌な場合は設定しなくても大丈夫ですが、厳密に考えると一行あけてタイピングするより、この設定をしたほうがセマンティックではありますよね。タイピングで一行あけた場合はちょっとデザイン的にも、空けすぎなのでは?となることも多いです。

右下の「30pt」のところです。

インデント(マイナス値も可能)

これをマイナス値で使うと、※の後ろをそろえるなどのレイアウトが可能です。慣れると結構便利です。また、コーディング時にもコピペがしやすくてコーダーが喜ぶのではないでしょうか。

段落全体をインデント

これはどういうときに使うのか、悩んでいたのですが、マイナスインデントと通常の段落がまざったテキストデータの時、インデントの影響を及ぼしたくない段落に対して使うことで、文字レイヤーをわける必要がなくなってきます。

マイナスインデントされた段落の次の段落でこれを設定すると解除された状態になります。

図のようなレイアウトが段落パネルだけで表現できます

次の画像のようなレイアウトでは、文字レイヤーをわけてグリッドにそろえるなどの細かい作業を今までしていました。ですが、段落パネルを使いこなせるようになったので、もうレイヤーをわけていません!