帯状疱疹　闘病記録

最近、帯状疱疹にかかる人が増えているそうですね。

かくいう私も、突然発症しまして大変驚いたので、どんな感じの病気か備忘録も兼ねて記録しておきたいと思います。多少、ご参考にはなるかと思いますが、帯状疱疹はとにかく一刻も早く皮膚科を受診するのが最高の治療方法になります。まちがっても医者に行かずに治そうなどと思わないほうが良いです。

発症の前触れ

これは、ありました。５日間ほど、のどの痛み、謎の腹痛（胃腸炎かと思いましたが、正露丸でも治らない）、腰痛、悪寒。不思議と熱は上がらなかったのですが、さすがにおかしいので、土曜日に内科へ予約を入れました。

内科を受診し、抗原検査を念のため受けたので、トータル一時間以上かかってしまいました。抗原検査はすべて陰性。医者は、どこも悪いところがないと言うが、お腹を見たらすでに疱疹が少しできており、「帯状疱疹そっくりだけど、痛くないの？」と言われましたがこの時点では、乾燥によるかぶれかなんかだと思ってました。

レントゲンをとって、便秘があるからと便秘薬を出されました。しかし、この土曜の夜、私は驚愕することになります。

土曜の夜、風呂に入ろうと服を脱ぐと、へそから右わき腹の後ろまで、びっしりと真っ赤な疱疹が帯状にできていました。血の気がひきました。内科の先生の言葉を思い出しました。これが、帯状疱疹か。

まだ、風呂はしみませんでした。

風呂からあがり、ネットで検索すると、同じような症状の写真がたくさん出てきます。また、皮膚科を受診しろとありましたが、なんと明日は日曜。日曜は、痛んできた疱疹に耐えながら、ネットで皮膚科を検索。最近じゃクチコミも書かれているので、おっかなびっくり近所の皮膚科に狙いを定めます。

個人的な意見ですが、帯状疱疹が診療内容に書かれているお医者さんがおすすめだと思います。

私が受診したのは美容皮膚科でしたが、診療項目に入っていたので、受付の電話が非常にスムーズでした。

病院が混んでいて夕方になりました。女性の先生で、お腹を見せると「おお、これは」というリアクションでした。「帯状疱疹に間違いないけど……最近ストレスたまることがあったの？」と聞かれました。精神的な疲労からくる病気だというのですが、ストレスはつねに受けてるのでどれだかさっぱりわかりません。

色々積もり積もったのだと思います。

抗ウイルス薬、ビタミン剤、カロナール、スタルデム軟膏を一週間分処方されました。このあと地獄の闘病が始まります。

初期は疱疹がどんどん膨らみ、キャビアのようになっていきました。何が嫌って見た目がグロいので、温泉にも行けません。

そして、特有の痛みがあります。まずウエストゴムが直接当たると痛くて死にそうなので、軟膏を塗り、ガーゼを当て、テープで留めます。私はこの上から腹巻をすることにしました。（最初だけ包帯巻いたのですが、どんどんずれて話になりませんでした）冬でよかった。腹巻をすると気分的にも楽です。

腹巻はユニクロでも売ってますが、布のやわらかさや優しさでいうと、une nana coolが出してる切りっぱなしの腹巻がとても安心でした。ほとんど動かないです。

腹巻つきの下着はあまりよくないです。トイレに行くたびにずらす羽目になるからです。

昼間は「安静にしてろ」と言われていたものの、仕事を家でやったり、家事をやったり、映画で紛らわせていたので、あまり痛みが気になりません（でも、歩き回る時完全にお腹をかばってたので、猫背でした）。しかし、夜になると…。

布団に入ると痛みに向き合うしかないので、それはもう、気が狂わんばかりに痛かったです。眠れない！！カロナールの飲みすぎもダメだろうし、ましてや酒を飲むわけにもいかない。お香を焚いたり、色々やりましたが、結局は起きて漫画とか読んでましたね。病気なので仕方がない。

あたためると良いとネットで見て、「めぐりずむ」腰用を買ってきて、腹巻の内側に貼って寝たら、だいぶよくなりました。が、早朝に痛みでイライラしながら起きるというのが数日続きました。

だいぶ治ってきましたが、神経痛というのがしつこく残りました。肌は疱疹がつぶれ、少しずつかさぶたになっていきますが、奥のほうがじんじんと痛みます。腹の奥に金属片でも差し込まれたような感じです。抗ウイルス剤はもう一週間続きましたが、先生には順調と言われました。

現在です。

とてつもなくかゆいですね。ですが引っ搔くとひどい痛みが発生します。そして、平常時もまだちょっと痛いです。先生からはビタミン剤とカロナールだけいただきました。個人的に心配なのは、痛みが残ることなのですが、その場合はペインクリニックに通うことになります。

また、先生のオチが凄かったです。

「１年は色素沈着するかもしれないけど、徐々に消えるよ」

１年～！温泉入っても大丈夫かなぁ……海とか…海は、ラッシュガード着るしかなさそうですね。トホホ。

この病気、罹らないに越したことはないですねぇ。

2022/02/22 20:35 | DIARY