クアラ・ルンプール観光 2025

ホテル Four Points by Sheraton Kuala Lumpur, Chinatown

Four Points by Sheraton Chinatownの内装。かっこいい。

クアラ・ルンプールのホテルはとても迷った。あまりにも安いと虫が出るだの騒音がするだのと口コミが煽ってくる。最初はブキッビンタンで考えていたが、訳がわからなくなってきてその時目に止まったのがこのホテル。シェラトン系列なので安心感があったし口コミがとても良かった。

実際ものすごい良いホテルである。

マレーシアらしい高級感を味わえながら、スタッフもうざすぎない。内装はシックでおしゃれ。水のボトルが特に美しく、毎日2二本ずつ支給されるので、水筒を持っているととても便利。ボディクリームもあった。

評判の朝食。品数は少なく感じたが、パンケーキと点心がおいしかった。コーヒーはコピと普通のコーヒーの二種類あるのでよく見てみてね。

Four Points by Sheraton Chinatown Kuala Lumpurの朝ごはん。かわいい

チャイナタウンは正直汚いし、周りが治安いいとは思わなかったのだが、汚いだけで大都会なのだろう。実際駅はとても綺麗だった。

なお観光拠点としては万点。チャイナタウンまでは歩いて行けるし、観光客も結構周りにいた。

クアラルンプール、チャイナタウンの入り口
ホテルを出るとすぐチャイナタウン。お世辞にも綺麗とは言えず、ディープな空間が待ち受ける。

最寄駅 Pasar Seni

パセールセニ駅
駅のエントランスだけがすごくかっこよくて、周りはちょっと驚くほど汚いw

この駅は非常に便利だ。実は隣の鉄道の「クアラ・ルンプール駅」まで歩いていける。セントラルマーケットもすぐである。私の観光プランだと、前半は全部歩きで行けたのだが最初は理解しておらず、駅でインド人の駅員に言われてやっぱりそうなのかと納得した。

モノレール・地下鉄の切符の買い方なんだけど、行き先のアルファベットを入れると候補が出てくるからそこでお金を入れるだけ。詳しくはこちらで説明した(と言っても、詳細な写真があるわけではないんだが)。オランダ人っぽいおばさまがやたら困惑していた。よく見るとわかるはずなんだが、、しかも彼女、英語喋れてたので、英語を選択すればいいはずなんだが、旅人はパニクったとき、母国語で捲し立てる癖があるな。

トークンは行きはかざす、出るときは入れる。

Masgid Negara(マスジッドネガラ)

マズジッドネガラへの道・・・・・・・
コピー用紙に「NATIONAL MOSQUE」って書くな。嘘っぽいだろw

マレーシア国立モスク。近代的な建物である。

このモスクまで歩いて行けるのだが、道がひどかったので紹介しておきたい。歩いていく人は何人か見かけたが非常に少なく、ほとんどの人はGrabを利用しているようだった。だが、Pasar SeniからGrabを利用するほどでもないかなと感じたので私は歩いた。実はバスロータリーがあるのもあとで気づいたんだけど、小銭が必要なのでね。

クアラ・ルンプールはジョージタウンと違って地下道や建物の影が多いので、それほど疲れなかったが、へんな道を通らされるので正直どうかと思った。

扉壊れてんじゃんw

マスジッドネガラは徒歩で行くと、入り口が西側なので不便である。東から入ろうとしたら怒られた。南口も怒られた。

西口に行くと小さい受付があり、携帯で簡単なアンケートに答え、靴を脱いでローブを借りて入る。ローブ貸し出しのお姉さんはとても親切で、着るのを手伝ってくれた。優しい。

観光所要時間は1時間もいらない。実を言うとそれほど広くはなかった。イスタンブールもそうだが、モスクは教会と違って椅子がないからかもしれない。だだっ広いホールで正座して首を垂れて絨毯に擦り付けるみたいなポーズを取るのである。

マスジッドネガラ、礼拝の間

ここは近代的な建物なので、イスタンブールほど情緒はなかったが、噴水が綺麗でブルーを基調としていてスッキリとクールな印象だった。

イスラム美術館

マスジッドネガラから徒歩5分以内にある綺麗な博物館。所要時間はこちらも1時間〜2時間程度。お土産物屋はあまり面白くなかったので、そんなに時間は食わないと思う。冷房が効いているのでありがたい。

見どころたっぷりで、世界中のモスクの模型、価値のありそうな古いコーラン、武器防具、ジュエリー、衣装、絨毯、生活用品などがある。これらの展示物をみていていつも思うのは、昔の人ほど細工が丁寧だということだ。現代人は過度の効率化のため、職人の手で作った細工品がどんどん減ってきている。昔の人が作った細工品はもう現代では再現できないかもしれない。

かの有名なカーバ神殿の模型
カーバ神殿の模型

そう思うと、食器一つとってもものすごい価値を感じるし、装飾は見ていて惚れ惚れとする。台北の国立故宮博物館でも同じことを思った。

コーランのコレクション
これは、コーランの豆本。可愛い

ものづくりに関わる人なら博物館はインスピレーションを受けられると思う。

セントラルマーケット

セントラルマーケット入り口。あまり大きくないショッピングモール。

博物館にもレストランはあるが、やはり安いローカル飯を試したい。最初からセントラルマーケットのフードコート狙いだったのでまた徒歩にて移動。あのふざけた通路を通って、Pasar Seni駅まで戻る。この駅の北口からすぐセントラルマーケットまで行ける。表示もあるし5分以内に着く。

建物は水色で可愛らしいが周辺は雑然としている。また、マーケットの中も狭くて正直ごっちゃごちゃしているが、それが面白い。

フードコートは一つ上の階で、お手洗いも同じく。お手洗いは0.5リンギットで私はたまたまコインを持っていたが、両替マシンもある。コインを通すと中に入れる仕組み。紙はもらうならもらったほうがいい。

フードコートでは一番安そうなローカルナシレマを注文し、チケットをもらったら中央のドリンクカウンターでドリンクと一緒に支払いをする。(レジは中央で管理されている)

レジの若い男子にI like Japan!とアピールされた。

ブラックティーを頼んだが甘かった・・・

マレーシアは「コピ」を頼むとコーヒーも全部甘いので注意だ。

ここのナシレマはかなり美味しかったので、おすすめ!野菜がすごく良かった。ビタミン不足だったので助かる。チキンはどこも美味しい。ちなみにマレーシアのチキンは多分雑に切りすぎて、骨のかけらが入っていることが多いので注意、、、、

Nirmala Sariにてナマコ石鹸を10個60リンギットで買った。おばちゃんがカタコトの日本語で頑張って接客するので、せっかくなので爆買い。と言っても、1個200円くらいになるので、採算取れてるのか心配になった。ここの石鹸はパッケージがバティック布でお土産仕様なので、基本的にギフト用だと思う。香りは軽く8種類はあった。

マレーシアのナマコ石鹸
ラベルがコピーなんだよなあ、手作り感がすごい

他のお店も一応見たが、サコッシュ可愛いのにMALAYSIAって大きく入れちゃうのはちょっとなあと思った笑。お洋服も面白そうだった。チャイナブラウスが結構可愛かったが、そっちは少しお高い。

ビーズサンダルを見たかったがなんと一足しか置いてなかった。その代わり、安いビーチサンダルは専用のお店があった。

KLタワー

セントラルマーケットから見たKLタワー

これがセントラルマーケットから見た「KLタワー」。

実はペトロナス・ツインタワーの予約が間に合わず、急遽こちらに変更したんだけど、ここはあまりおすすめしない。景色はいいけど何故か110リンギットも取られた。もっと安いプランがあると書いてあるんだけど払う場所がない笑。

また、ここに辿り着くのがすごく大変で徒歩20分はかかる。ペトロナスツインタワーはKLCC駅から徒歩5分なので圧倒的にそっちの方が楽だ。KLタワーはホップオンバスは停車していたので、車で行く方がいいかも。でも数名徒歩の人ともすれ違った。

しかも、このKLタワーがゆるい丘の上に立っているので、行きはずっと上り坂。暑くて、死にそうになった。後ろを歩くイギリス英語の男性が「暑いけどこれは湿気だ。気温は高くない」「こんなことになるとは思わなかった」とブツクサ文句を言っていた。

ちなみに景色は確かに素晴らしい。しかも怖いことにガラス窓がない笑(110リンギットのチケットの場合はね)なので台北101に比べると反射がなくて写真が撮りやすいのと、風通しがとても良かったので、十分に休憩を取ることができた。ベンチはたくさんあるので、みんな座って涼んでいた。

KLタワーからの眺め。なかなか良い。

追加10リンギットで床が透明な張り出しに数秒座って写真を撮ることができるんだが、私はそう言うのにはあまり興味がないので素通りした。

このKLタワーが徒歩だったため行きで体力をかなり使ってしまい、帰りは3リンギットで水を買ったものの、モスクに寄るモチベーションが残っていなかった。帰りは降り坂なのでかなり楽ではあったが。

Suria KLCC

今思うとKLタワーの代わりにもう一つのモスクに行けば良かったかなと思うけど、あまりにも歩いて疲れたので最後のスポット、KLCCに向かった。こちらはペトロナスツインタワーと、ご覧の通りのSuria KLCCという大きめのショッピングモールがある。

規模は日本で言うとららぽーとくらい。このへんは大都会なのでそんなに面積は大きくない。だけど目玉は、この建物の後ろにある公園じゃないかな。噴水ショーがあると言うので、最後にしていたのだ。

Suria KLCC
スシローって日本でNo.1なのかね?

この時期はスシローが開店したというので大きく宣伝されていた。このショッピングモールは後述するフードコートで各国の料理が食べられる。

SuriaKLCCの内部。ららぽーとくらいの大きさ。

日本と同じで1階2階に高級ブランド。私は最上階のwatsonsというドラッグストアを目指した。実はIl Puro Naturalを探していたのだが見つけられず、、(後で調べたらちゃんとあるらしいのだが)このモールは4階くらいまでしかなく、やはりららぽーとレベルである。ちなみにISETANが入っていて、伊勢丹の中は日本の伊勢丹を全部英語にしたような、不思議な空間であった。無印良品も入ってるけど服がどうしてもダサい。

呪術廻戦のスニーカーなんかも売ってた。

マレーシアの呪術廻戦コラボスニーカー
タイトル訳さないのかね

watsonsはずっと台北の時から行きたかった海外のドラッグストア。心ゆくまで色々見渡して、虫除けやノーズミントなどを買い込んだ。雰囲気は日本のドラッグストアとほとんど変わらないし、日焼け止めはALLIEが売っていた。

少し時間が余ったのでISETANのスーパーを物色。日本の食材もたくさん売っていたがスルーしてお茶売り場に行ってみる。BOH紅茶が見つけられず、仕方なくAHAMAD TEAのレモングラスを2種類買ってみた。マンゴーティーはちょっと高かった。レジの男子が恐ろしくやる気がなかった。

帰国してからレモングラス・ジンジャーティーを飲んでるけどとても美味しくて、買って良かったと思う。

ディナー

フードコート「Signature」では各国の料理が食べられ、席もたくさん用意されている。特に奥はとても空いている。

私は最後にちょっと違うものをと思って「パン・ミー」を頼んでみた。

こちら、スープはとても美味しかったんだけど、麺の味が濃すぎて食べるのがとても大変だった。

噴水

KLCCでは19:30からツインタワーと噴水がライトアップされる。

結構な人が集まっていた。

ライトアップはシンプルなもので、「すごい」とは言えないものであったが、最後を締めくくるには良かったと思う。あと意外とこの色味が繊細。

SuriaKLCC前噴水ショー

おそらく真ん中の水柱は、ミナレットを模しているのだと思う。

こうしてだいぶ疲れ切った私は例の綺麗なホテルへ戻った。

次の日は、朝ごはんを堪能したら多少ゆとりはあるものの、すぐにKLIA エクスプレスに向かわなければいけなかった。