Day4 5.2 ルーブルと中世美術館 フランス旅行記2012春

朝、曇りのセーヌ川。また違う趣。

さて、昨日とはうってかわってしおらしいパリの朝となりました。スモーキーなお天気で、見事にレトロなセーヌ川が撮れました。ちょっとだけ加工したけど。元の写真もかなりスモーキーです。
この時期のパリは、朝9時ごろはまだまだ、暗いのです。

橋を渡ると、巨大な建物が…ルーブル宮殿です。大変大きいです。そしてその壁一面に彫刻やら、レリーフやら…総額いくらかかってるんでしょう。贅沢すぎてお腹いっぱいです。

緑色のライオンが待つ入口から入ると、待たずに入れました。Porte des Lionsというのですが、母親がどうしてもポンデライオンと言ってしまうのでした。

■ルーブル美術館

サモトラケのニケ。この角度からだとかなり美しい。

さて、ルーブル美術館ですが、ご存知世界でも有数の超巨大美術館です。もはや博物館レベル。規模は大英博物館よりちょいでかい感じでしょうか(だいぶ忘れたけど大英博物館の大きさもハンパなかった)。

とにかく、世界各国の絵画、彫刻、はては遺跡のかけらなどが集められており、世界史の資料集に載っているものの大半はここにあると行っても過言ではない…。
歴史的にも、芸術作品としても、大変な価値のあるものばかりです。なんという贅沢。

しかしここでもあえてラファエロの絵が好きとか言ってる私はやはりイタリアルネッサンス絵画が好きみたいです。でもあんまり無いんだよね。ルネッサンス絵画。

その次くらいに好きなのが、ドラクロワなど、歴史のシーンを激しく描くような絵画。また、全体的に暗くて地味だけど実直で確実にデッサンをとらえてくるオランダ絵画。レンブラントやフェルメールです。
あとは翌日の印象派オルセーで語りましょう。

彫刻の数が思ったよりはるかに多く、
かの有名な、美大受験のために散々描かされたラボルト(ほんものはめちゃくちゃ大きい)、アグリッパ(美術室にあるやつの他にも何体かいます)。ミケランジェロ瀕死の奴隷、個人的には、キューピットとプシュケ(アモーレとプシュケなのかもしれないが正式名称が…英語のパンフをもらってきてしまった…)、完成度が大変高く、どの角度から見ても美しく、面白いです。あと絵画バージョンもかわいくて、フランス人に人気が高い理由がわかります。

でもやっぱりこのサモトラケのニケですね。りりしい女性とても好きです。風のなびき方とか絶妙。顔が無いのが逆に効果出してる気がする。

絵画で一番驚いたのは、「ナポレオンの戴冠式」かもしれません。とにかく…大きい!そして、ひとりひとりの人物が、等身大なんです。
そして、その絵画の前にベンチが並んでいます。ここに座ると…

戴冠式に参加している気分になれます。ほんとに。
ものすごいリアルなんです。空気感、今にも動きそうなナポレオンが。

モナリザは、小さいのと、すっごい混んでいるので、あまり近くで観賞することができません。とは言え、もう散々複製を見ているので、「思ったより○○」っていう感動は無かったです。

フェルメールも小さかった…フェルメールは希少価値が高すぎて、展覧会に行っても毎回2点くらいしか置いてないんですが、ここルーブルでも2点くらいしか見れません(゚д゚;)

レンブラントはイギリスで見たほうがいいです。大量にありました。ルーブルにはあまりありません。ルーブルは、フランス絵画は大量にあるので、フランス絵画が好きならルーブルですね。

ルーブルはどっちかっていうと、美しい彫刻が多かったです。とてもじゃないですが、名前が覚えきれません。

ちょっと離れた場所にありますが、「ハンムラビ法典」。これは絶対に見るべきだと思っています。世界史で頭にたたきこまれた、「目には目を」はこの石が発祥なんですよ!人の身長を少し超えるくらいの黒い石に、大量の文字が刻みつけてあります。考古学ファンならあこがれの石です!

■中世美術館

中世美術館

さて、この後は、美術館のカフェで休んでから、中世美術館へ参りました。私がリクエストした小さな美術館です。

ルーブルには半日以上かかりますので(それでも全部見ていない)、大抵の美術館は夕方に閉まるため、やや急いで向かいました。

中世美術館は、本格的に古めかしいものばかりです。年代は西暦1000年~からあります。ジャンヌすら生まれていません。
当時の装飾品、ステンドグラス、タペストリーなどが展示されており、ほとんどが宗教芸術です。中世は本当に宗教が全てだったんだなって感じます。
有名な大きなタペストリーは本当に素晴らしいですよ。人間の5感がすべて織りあげられています。とても穏やかで荘厳で綺麗でした。

フランスの本物の歴史を垣間見ることができます。
まさにインディジョーンズやアンチャーティッドの世界。アメリカ人が喜びそうです。だからなのか英語表記が多くて助かりました。
ルーブルは全て表記がフランス語なんです(爆)。
Oil on canvasなのかどうかもわからないので推測ばかり。カートンは大体同じつづりでした。あとパステルはパステルです。

 


You have chosen wisely

これなんか、ジョーンズ博士がふたをあけて紙とパステルを取り出して、写しそうな感じですよね。

ネイトも「そっちを持ってくれ!」って言ってフタ開けそうですよね…。

もはやBGMは「最後の聖戦」。

フランス本場だなあと思いました。

アンチャ3では実際にネイトがフランスの古城へ向かいますし…。まさにあんな感じです。でもパリのど真ん中。

 

この後は、カフェでオムレツを食べました。初オムレツ、またチーズが大量にwwwww重いww

このあと、GIBERT JOSEPHというCD・本屋でまずCDを物色。フランス本場のフレンチヒップホップが欲しかったんです。
元はといえば、リュックベッソンの映画「ヤマカシ」のBGMが大変気に入ったからだったのですが。だいぶ時間経ってるな。

あてずっぽうで、「FRENCH RAP」からいわゆるベスト盤を買いました。何もしらない状態で来てるので、ベスト盤を買うのが一番です。今も聴いてますが、結構ドンピシャで楽しいです。フレンチヒップホップは比較的おとなしいのですが、ちょっと冷めたさわやかな感じがさらっと聴けて良いです。センスもいいと思います。声もいいですね。

同じフロアにヘヴィメタルエリアがあって、フランスにヘビメタあるのかすごい気になったけど、そもそもRAPを探すのに時間がかかったのでお手上げ。しかも、HIP HOPのエリアだと、アメリカのインポートばっかなんだよ…。

ところで日本ではいつもtune inでSkyrockというフランスのラジオを聴いているのですが、どうもかなり有名なラジオみたいですね。

この後、本屋にも突入。フランスのオタクレベルを見よう!と思ったら、案の定「MANGA」とでっかく書かれた看板が。
といっても、日本の漫画売り場に比べたら1/3くらいしかありません。

とりあえず有名どころは全部ある感じですが、まさかブラッディマンデイがあると思いませんでしたw絵が凝ってるから好きなのかな。あと国際テロの話だしね。

カードキャプターさくらがあったけど、CLAMPってフランス人受けしそうですよね。キラキラしてるし、CLAMP学園ってヨーロッパ仕様で生徒会長金髪だものね。爆。

フランス人もやはり熱心に立ち読みw値段見るの忘れました…しかし仏語がわからないのが辛いな。

その後は、MONOPRIX(モノプリ)へ行きました。フランスの西友みたいな感じのスーパーです。
ここでお土産用に可愛い絵の入ったチョコをゲット。本当に可愛いです。味もいいです。しかも結構種類があります!フランス人は絶対凝り性だと思います。

先日食べたオリーブが絶妙に美味しかったため、オリーブの棚を必死で探索していたら、フランス人のお兄ちゃんが横に来てシューベルトのマスを歌い始めたが、どう相手するべきか悩んだのでスルーしてみたw※フランスのお兄ちゃんは陽気だよ!

モノプリは何でも手に入るけど、服は安っぽいというか、H&MやFOREVER21みたいな感じなので、あまりお勧めはしないよ!食べ物はここでいいと思います。
H&MやFOREVER21をdisるわけじゃないんだが…どうも安っぽい気がする…

ルーブル美術館を歩いた日は大抵疲労困憊になります。よく考えてスケジュールを組みましょうw