オーストラリア2011.05 印象

オーストラリアの印象について

第一印象■ 行く前から「オーストラリアは明るくて広大でお気楽な楽園」だと思っていたが、旅行から帰ってきてもその印象は変わらなかった。変わらなさすぎる国代表。

気候■ケアンズのみの印象になります。 空港に降り立ったその場所からジャングル。なんとなく湿度が高いのだが、空気がきれいなのでべたつく感じはせず、滞在中ずっとほんわかとした穏やかな気候。5月初旬、天気はよかったが暑くはなかった。日焼けだけはかなりするので、日焼け止め、サングラスは必須。特に目はやられると思う。

これがケアンズです

公用語■ 英語。なまりが激しいとのうわさだったが本当。最初のほうは理解できるのに話が長くなるとどんどんなまりがグダグダになり、酔った関西人みたいに聴こえてくる…。基本的にこっちの英語はかなり通じる。このなまりの状態で、語学留学したいという日本人はやや選択肢がおかしいと思う。ただ、雰囲気的にはアメリカよりのびのびとできる。

しゃべりかたの雰囲気としてはRed Dead Redemptionを彷彿とする、西部劇やアメリカ南部っぽい訛り。雰囲気的には空気に合っていて風情がある。また、カリフォルニアほどいい加減な英語では無いのが不思議。スラングが少ないのだ。会話の内容や言葉の選び方はイギリスのそれに近い。イギリス人がのびのびしたらこんな感じかな?

人種■ 身体がとにかく大きく、顔のパーツも大きい。広大な土地でのびのびと育ったという感じがする。

お国柄■ 広大な土地でのびのびと育った感が満載の人種からも想像がつくが見た目通りおおらか、寛大、優しく、ひとなつっこい。ひとなつっこさが一種異常なのではと思うくらいどんどん話しかけてくる。日本人の排他主義は冷たい人種に映るのだろうな。

それじゃイタリア並にいい加減なのかと思うとそうでもなく、時間やお金に関してかなりきちんとしている。約束も法律も守る。ただ基本的に優雅でゆったり。すばらしくバランスのとれた育ちのいい人達という感じがした。
また、環境やロハスに大変興味があるらしく、いたるところに手作り石鹸だの、100%オーガニックだのの表示があふれていた。ふとするとアメリカのように使い捨てになってしまいそうな雰囲気なのに、オーストラリア人はすごい。エコエコっていつも言っている。やっぱりヨーロッパ人に近い気がするな。

テレビ■ 自然の豊かなオーストラリアでは、テレビ自体を楽しむという発想はないようで別段面白くはなかった。お国柄通り、明るくのびのびとやっている感じ。
面白かったのは日本の「料理の鉄人」を英語吹き替えでやっていた。異様にテンションが高くて爆笑した。あと音楽クイズ番組もテンションが高かった。必要以上に何事も楽しむという性格の連中なので、いちいちリアクションが激しい。慣れれば楽しい。

食事■ 想像以上に美味しかった。イギリスの影響をあれだけ受けながら、なぜオーストラリア人はこれだけ料理が上手なのだろうか。味付けも日本人のそれに近いがわざとなのだろうか?(薄くも濃くもなかった)
ケアンズでは特に魚介類が豊富で、牡蠣なんかは食べないと勿体ない。私は牡蠣は普段から食べないほうだけど、ケアンズのは普通にうまいと思いました。
魚が多いから他国に比べるとやはりヘルシーな人生が送れそう。
(その割になぜか太っている人は多い)
アボカドの名産地らしく、いたるところにアボカドメニューがあったのでほぼ毎日アボカドつきの料理を指定した。美味しかった。
ドリンクは多種多様だがアイスティーが米国ほど浸透していない。(カリフォルニアはアイスティーかコーラかオレンジジュースが普通だった)
ホットの紅茶と珈琲が普及している辺りが英国っぽい。

治安■ 想像以上に良い。想像以上に街並みが綺麗。イギリスの影響を受けている感じがかなりした。礼儀正しい。