カンボジア・タイひとり旅-2017-12-14 アンコールワット
朝8:00ロビー集合の一日ツアー。
ガイドはキムさん。
彼、前に朝日ツアーで遅刻したそうです。あほいww
お調子者でしたが貸切ですごく頑張ってくれました。チップ弾んでおきましたよ。
・アンコールワットのガイドさん
おそらく国指定のガイドさんで、全員同じ「薄いオレンジ」のシャツを来ているのですぐにわかる。
多種多様な言語を操り、それぞれ担当言語があるっぽい。
キムさんは日本語。めちゃくちゃうまい。音声だけならほとんど日本人。
どこで学んだのか聞いたら、日本語学校があるらしい。
また、彼はタイとの国境付近に実家があり
シェムリアップまでトラックに乗せて来てもらうらしいがすごく大変そうで
後ろの荷台で3ドル
屋根で2ドル
ボンネットの上が1ドル
なんだとか。
めちゃくちゃだ。
でもカンボジアはそのくらい、貧乏である。
なのにキムさんは日本語ペラペラなので、勿体無いなと思う。ただ、ツアーはめっちゃ金額高いので、それなりに儲かってはいると思う。
なお寿司の話をした時に、カンボジアの回転すしはすしじゃないとか言ってて面白かった。カウンターの寿司は日本も高いよ!って言ったらほんとかよって言ってたw少なくともカウンターはもう何年も食べてないヨ!
・タプローム
タプロームは大乗仏教の寺院の遺跡。
放置されていた時間が長く、ガジュマロの木に侵食されていて独特の風景になっているのが有名。
アンジーの映画「トゥームレイダー」の舞台でもある。
また、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の参考にもなっていると言われている。確かに根っこがすごい。
ガイドによると、鳥が遺跡の上にガジュマロのタネを落として行くから、なんだそうだ。
小さいうちに、木を摘んでしまえば大きくならないのだが、放置した結果、遺跡を守る形にもなっていて、矛盾しているが見事に共存している。
個人的には非常に面白い景観で、映画の舞台として最適なのも頷ける。
大きな階段もないので、足の悪い人にもお勧め。
屋根は木で作る風習があったので、腐って落ちてしまっている。
ところで、遺跡の陽が当たらない場所にはコウモリが住んでいて、きいきい鳴いてた。
つか野生のコウモリとか初めて聞いたわ・・怖いw(どうしても噛みつかれる印象がある)
・アンコール・トム
こちらはかなり大きいが、見所たっぷりでお勧め。
こちらも大乗仏教の寺院。
実際にアンコール王朝の王が住んでいた場所なので、想像が膨らむ。
まずは象のテラスから。こちらから、アンコール王朝の軍が出撃するのだ。
その台の上で、軍隊が王のありがたい演説を聞いたのだとか。
壁のレリーフには、アンコール王朝とタイとの戦いや、
ベトナム方面に住んでた某民族(今は国がない)が攻め込んできた時の戦いの模様など。
なお、カンボジアは自分から戦いに行くというよりは、攻め込まれることが多かったらしい。

象さんに乗って戦ってるね
顔が四方に付いている遺跡のところは足元が悪いので注意が必要。
もともと、カンボジアの王が住んでいたところで、「勝利の門」と「死者の門」がある。
勝ったら勝利の門から帰り、負けたら「死者の門」から帰る。
・アンコール・ワット
こちらはヒンズー教の寺院なので、壊された箇所は少ない。
沐浴の大きなプールがあるのが特徴の一つ。
壁のレリーフは、全体を通して、ラーマーヤナの内容が描かれている。天国と地獄の描写もある。圧倒的密度である。
最上階はかなりきつい階段があるが、遺跡の階段ではなく、専用に作られた緩めの階段なので、問題なく登れると思うけど、どちらかというと健脚むけ。
最上階は眺めが素晴らしく、正門から道が見渡せる。
また、ありがたい感じの仏像がある。
アンコールの周りは大きなお堀が有り、日本の城と構造が似ている。
このお掘は雨水を貯めてるだけなんだって。
でもガイドさん曰く、遺跡周辺の人はこの雨水を生活水として使ってるんだって。
汚くて大変だなあ。
でも、この水の中にいる魚を釣ってごはんにしてたりするんだよね……カンボジア。
周りはジャングルで、りすさんとかいて結構癒された。散歩するにもいいかもしれない。
・夕日を見る
夕日を見るのに最適な遺跡が2件あるらしいんだけど、今回はプレループがいいだろうという話になった。
こちらもヒンズー教の寺院なんだとか。アンコール界隈はこういう小さな遺跡がたくさんたくさんジャングルに眠っているそうです。
キムさんに連れられて頂上まで登るが、大した距離ではないです。
この日は少し曇っていたのでそこそこな夕日だったけど、後ろを見ると虹がかかってました。
結構涼しくてね。いい遺跡でしたよ。なんか癒されました。
・アプサラダンスディナーショー
これはネット予約した時に、オプションでついてたんだけど、せっかくなので申し込んでおいたやつ。
http://www.sokhahotels.com/siemreap/
こういうホテルの中のディナーショーなんだけど、すごいホテルだった・・・あっけに取られた。
衣装は華やかで東南アジアっぽいんだけど
タイ人に比べると日本人に近くて柔和な顔立ちをしてると思う。
男性陣も基本的に優しげな顔立ちの人が多いかな。
ドアマンの男性がめちゃ優しくて、ひとりで来てる私のことをとても気にかけてくれた。
東南アジアの音楽はすごく好きで、特にバリ島の音楽が好き!
ダンスは、日舞にすごく近いんだけど
腰を落としてゆっくりという動きが多い。
動画貼っておきますね。
この踊りはアンコールワットのレリーフと同じものなので、見ておくとカンボジアのことがよく理解できるかもしれない。
この翌日は、なんとバスでカンボジアとタイの国境を越える予定だったので
緊張して、あまり眠れませんでした・・
おまけ:カンボジア シェムリアップで泊まったホテルの紹介「シティリバーホテル」
名前そのまんま、川を跨いだ所にあるホテル。
カンボジアなので、道路は砂だらけ。
食堂は暗く、オープンテラスになっているが外から見える景色は建設現場。
でもカンボジアの人って貧乏なのにまったり朗らかで、ゆったりしていて素敵だった。
朝は、バイクにニケツして走り去るオレンジ色の袈裟を来たお坊さんや、
白いシャツに紺色のスカートの学生を見たりして楽しんだ。

アメニティ。水・お茶とコーヒー(無料)があるのがとてもありがたかった。米国領ではお湯ポットがまず置いてないので、嬉しい。
ここのホテルの食堂の朝食ビュッフェはちょっと微妙で
スクランブルエッグ頼むとまともなものが作れないようなので、注意w(本人は自信満々で焼き過ぎの炒り卵を出してくる。まあ食中毒心配なんだろうけど)
こじんまりとしていて、白人が多く利用している。
受付もアットホームで、そこそこ英語が通じる。フロントのお兄ちゃんがめちゃくちゃイケメンだったww
2017/12/31 23:33 | カンボジア・タイ