Day6 5.4 ヴェルサイユ宮殿 フランス旅行記2012春

フランスの列車RER

ヴェルサイユ宮殿へ向かうよ~。

RERといういわゆる列車で、終着駅がヴェルサイユ行きを選んで乗るだけ。至ってわかりやすいですが、やはり時間通りに来ないですwフランスで焦りは禁物。また、パリのRERの駅はすごい人ごみでした。朝の渋谷ほどじゃないけどね。

フランスの列車はあまり綺麗じゃなくて残念です…イギリスのオックスフォード行きの鉄道がほのぼのしていてものすごい好きだったので、とっても残念です…

治安もあまりよくない感じで、みんな黙って新聞読むかiPod聴いてる感じ。

窓には傷で落書きがたくさん。

しかしよく見ると、この列車、トリコロールなのなwさりげにおしゃれ。

最後に車掌の女性が切符をチェックしにきました。フランスはなぜか、ロワシーバスの運転手や、切符のチェックが女性だったり、意外な場所で女性が働いているなと思いました。

ここで目の前の男性が爆睡しており、「ムッシュー!ムッシュー!」と優しく呼ばれていてウケました。

あとメトロでも、普段は乗る時だけチケットスキャンですが、メーデーなど治安がいまいちな時は、警官が抜き打ちチェックにきます。空港でも、降りるなりパスポートチェックでした。抜き打ち大好きフランス人。

 ■ヴェルサイユ宮殿(世界遺産)

なんやねんなこれ

はい、ルイ14世のおうちだよ!世界遺産だよ!豪華だよ!

豪華すぎて二の句が告げず。ドイツの時もそうだったが、あんまり豪華なものを見てもあまり感動しないタチです。ただし、この豪華さは、ルイ14世の権威を示すためです。豪勢な生活がしたかっただけではありません。そのため、あえて国民に解放し、いつでも来たまえ。として、地図なども用意して、自由に見学しろ、と今と同じことをしていました。そしてそれをみて「うちの王様はすごいぞ」となるわけです。

鏡の使い方が上手いなと思いました。部屋が広く見えます。※ヴェルサイユ宮殿、それぞれの部屋はあまり広くないです。

この有名な部屋の数々を通りぬけると、その次は庭、その次に延々と道が続き、その先に十字の超大水路(水を引くことで、権威を示したかったらしい)。それを右に折れると、別荘のトリアノンという場所があり、その先にマリーアントワネットの離宮があります。

ピンボケだけど、ヴェルサイユの中心点からふりかえって撮ったわかりやすい写真。奥が宮殿。真ん中が森に挟まれた大きな道。緑の絨毯と呼ばれている。手前が貸しボートと大水路の一部。そのちょっと前に、噴水と池があり、噴水の中心の彫刻はどれも凝っている。とにかくだだっぴろいが手を抜かれていない。現在も庭は常に手入れされている。

歩くとくたくたになるので、自転車や電気自動車(ゴルフコースにあるやつ)の貸し出し、ミニトレイン、セグウエイの貸し出しなどがあります。
セグウエイ!!
セグウエイ乗ってみたいなあ。小泉ぶってみたい。結構高いみたいですけどね。
※ミニトレインが一番無難です。

この日は若干天気が不安定で降り出したのに、この運河の手前でカップルがボートを借り、女性は傘をさし、男が濡れたまま必死で漕いでいました。なんという関係

ちょっとした売店があり、そのまま、トリアノンへと進みます。

トリアノンは大小があり、両方見ました。宮殿本体よりちょっと質素な感じで、といっても、かなりリッチであることに違いはありません…。

ひたすら椅子を撮ってみた。どれがお好きですか?


上の左から2番目がマリーアントワネットの寝室にあった椅子です。かわいい!さすがです、マリーセンスがいいです。ちなみにベッドもこの小花柄です。超キュート。スタイルもよかったみたいだし、似合ったのでしょうね。
この小花柄は日本人ウケが良さそうです。
個人的には下段左から2番目の水色の椅子が爽やかで好きです。あと最初の黄色い椅子の部屋はすべてが黄色くて驚きでした。

■マリー・アントワネットの離宮・農場・酪農小屋

この3点は必見です。

説明によると、マリー・アントワネットはオーストリアから嫁いできたものの、夫のルイ16世とはあまり仲が良くなかったようで、しょっちゅうこの離宮に来て気を紛らわしていたらしい。

実におとぎ話のような美しい、田舎町のような景色です。観光客は来た途端全員カメラを構えます。

これは農場の辺り。こんな景色が延々と続くんですよ。すごい場所です。

これを見てしまうと、マリー・アントワネットが浪費の限りを尽くしたとは思えません。
おそらくですが、マリー・アントワネットは本当は贅沢をしたかったわけではないんだと思います。
ほんとうはもっと、ほのぼのと家族と生活したかったんじゃないかと…。

とにかく春のこの界隈は、屋根の上にチューリップが咲いたりととても綺麗。ヴェルサイユ宮殿の宮殿だけ見て帰ったりしないでね!!!!!

農場に行くと、Tシャツでミレーの絵画とはかけ離れているものの、農夫が実際に羊や鶏、牛の世話をしていました。
陽気に歌を歌いながら作業するお兄ちゃん達。
「(゜∇゜)?$#%&!マドモワゼル!」と声をかけられたので笑顔だけ返したら、「ハッハッハー!」と大喜び。今度は鶏が「コーケコッコーーーー!!!」と鳴いたので真似をするお兄ちゃん達。

…平和だ…
(私もうマドモワゼルじゃないと思うけどね(゜∇゜;)最近はマダムが一般的)

アンジェリーナのモンブラン、あえて中身を見せてみるよ!

さてご飯を食べたいものの、ヴェルサイユ宮殿の欠点のひとつに、広い割にご飯たべる場所があまりありません。しかも外で食べろっていう売店が多い。

ここ、アンジェリーナもそうです。テイクアウト。

雨が降ったらどうしてくれるのか…(´ー`)

なんとか晴れたので、アンジェリーナの狭い店内で、キッシュと有名なモンブランをゲット。

ウエイトレスが超可愛かったです。選ばれてる感じ。

アンジェリーナはキッシュもモンブランもものすごい美味しいです。品質がそんじょそこらのカフェとは違います。キッシュ2回目なのに、1回目のROYALOPERAとは比べ物になりません(笑)ふわっふわでした!

ここでアンジェリーナというお茶を頼んだら、複雑な味のするハーブティーでした。身体によさそうです。

あと、サラダに一人一個ずつ、シトロンオリーブオイルドレッシングがミニボトルでついてきました!これがまたオリジナリティがあり、アンジェリーナというお店はブランディングがしっかりしてるなって思いました。

モンブランもかなり、味付けが複雑で味わい深いです。美味しいお菓子が食べたければぜひ!!そこそこいい値段はしますが、必ずそれだけの価値のあるものを得られます。

ヴェルサイユ宮殿の回り方ですが、全部見てるとやはり一日かかってしまうので、おおざっぱに見ていくことをお勧めします。まずは有名どころの最初の宮殿は全部見てまわるとして。途中の緑の絨毯の公園はパス。まっすぐトリアノンまで行ってしまいましょう。トリアノン大小も軽く見て回る感じで、最後にマリーアントワネットの離宮で写真撮りまくりましょう。絶対撮りたくなります。一眼レフ持ってきてもまるで無駄ではない場所です。

■ノートルダム大聖堂

なんとここが最後の観光スポットとなりました!

まだ中に入っていなかったので、列車から降りた後、行くことに。

なんとミサをやっていました!聖歌隊の歌声レベルがハンパないです。ひとりプロのような男性がいて、すばらしい歌声を披露していました。柔らかく朗々とした、いい声の方でした。マイクを40cm以上離してもしっかり聴こえます。仏語はわからないが「キリエ・エレイソン」は聴きとれるよ!

この寺院の素晴らしいところはやっぱりステンドグラスですね~

ものすごい凝っています。
これを全部写真に撮って本にしたら一冊できてしまいそうです。だって、多分一人一人の人物に名前あるでしょ…。

あと彫刻もたくさんあるし。ジャンヌもいたよ。

ライティングも絶妙でした。

フランス人は写真撮るのが上手いんじゃないかなあ。司祭様の写真が垂れ幕で飾ってあったのですが、一心不乱に祈る横顔を撮ったいい写真でした。

最後にいいものを見せていただきました。